今日のお寺は実光院
なぜかいつ行っても混んでないので、京都に来て静かに庭を眺めたいならこのお寺。
と私の中では決まっています。
紅葉シーズンも終わった12月早朝。この日は私以外に誰もおりませんでした。

大原のバス停から登っていく坂道も、風情があっていいんですよ。

九条ネギでしょうか。
このお店は看板に大きく「京野菜が主役」と書かれています。
朝早く主役に出会えるとは光栄です。

毎度おなじみ大原女(おおはらめ)?
アンニュイな表情のインパクトと造形の朴訥さは京広しといえども並び立つものなし。

お寺までは一本道なので、迷うことはありません。
要は三千院のすこし奥です。

この日は大規模な野焼きをしていて、渓谷全体にこのように霞がかかったような1日でした。
普通に、煙たい。

この右の白壁の上が、三千院ですね。

三千院を右手に眺めながら奥まで進んでいきますと、左手にこのような門が。

拝観料と抹茶券をセット(750円也)で購入すると、庭を一望できる座敷で待つように言われます。

静か。

12月の大原は、たとえ天気が良くても大変寒いのが通常です。

外気の寒さ、茶碗の暖かさ、苦味、香り。
普段コーヒーや水をがぶ飲みするときには、あまり気にかけないそういう感覚を一つ一つ確かめながら、抹茶とお茶請けの八ツ橋饅頭をいただきましょう。
ちなみに八ツ橋饅頭はお寺でも売ってます。ニッキと抹茶の風味ってなんでこんなにベストマッチなんですかね。

赤い毛氈を照らす陽射しを眺めがら、一息。

抹茶を堪能した後は、庭を散歩することもできます。

紫式部がまだ鮮やかな実をつけるその傍らで、、、

同時に早咲きの桜も堪能できちゃうという素晴らしさ。

ここは、一人で来るべきお寺ですね。

午後はちらほら人も増えてきますから、静けさを堪能するなら断然午前中。
京都中心部をバスで7時に出れば、十分間に合います。