最近の風潮について思うこと

世間では今、「ニューノーマル」、「新しい生活様式」、「アフターコロナ」、「ウィズコロナ」など出所不明のキャンペーンワードが次々に広まっていますね。

「生活の全てが変わってしまう」とか「経済の先行きは依然不透明である」みたいな、いかにも不安を感じさせる文脈に散りばめられたこうしたパワーワードを目にするたびに、人はどうにかしなければいけない焦燥感や、課題解決のためになにかを手に入れなければいけない渇望に駆られるものです。

本来そういう仕組みを「広告」と言います。

どこかの誰かによって提起された「ニューノーマル」「新しい生活様式」は、大なり小なりスポンサードされたライフスタイルです。
それはあなたが選ぶべき最高の選択肢ではなく、良くてもベストプラクティス。最悪の場合は時間や健康、お金を損なう可能性があることも考慮しなければなりません。

ウイルス感染リスクと言うイシュー(問題設定)がいかに深刻でも、広告主の提案がいかに素晴らしいものに見えても、自分の「ニューノーマル」は自分自身で決めて前に進むべきです。
もちろん人に迷惑のかからない範囲で、ですが。

今回はコロナの影響による直近のライフスタイルや心境の変化、これから取り組むことを書いていこうと思います。

自分で決めて取り組んでいくことに意味があるのだと信じてやっていきます。

背景となる、私のリモートワーク事情

私はとあるIoT企業のマーケティングを本業としており、振り返れば2月からまる5ヶ月間リモートワークを継続しています。

業務はデジタルデータの取り扱いと、セミナーやイベントでのセッション登壇がメインのため、ラップトップPCとモバイルネットワーク環境があれば成立する仕事です。
普段から出張先での仕事がほとんどだったこともあり、拍子抜けするほどすんなりとリモートワークに移行することができました。
社会的には緊急事態宣言が出されるレベルの異常事態でしたが、個人としての変化はなんとなく始まってずっと続いてる、、、と言う印象です。

自宅ワークの問題点

オフィスでの仕事、ホテルやカフェでの仕事、自宅での仕事はそれぞれメリットとデメリットがあるので、一概にどれが良いとはいえませんが、私の自宅ワークは以下の点が大きな問題でした。

まず第一に、自宅にはまともな作業台(デスク)がありません
知人からミニマリストカテゴリに入れられる程度にはシンプルに生きているので、家に個人用のデスクを置くことなど検討したことさえありませんし、リモートワークがいつまで続くかわからない中で、仕事にしか使わない家具を買うとか、、、考えただけでも苦痛です。

かくして子供の学習机を占拠したり、子供用の工作机に座ってみたりと、宅内ノマドと称して家中を転々としてみたものの、いずれもしっくりきません。
※多分どれもキッズサイズであることが一番問題なんだとは思いますが!

二つ目は維持できる集中力の違いです。
当然自分の意思でコントロールできる要素の多い自宅環境の方が長時間にわたって集中できるのですが、むしろ問題はそこです。
メリハリなく長時間にわたって集中してしまうこと自体が問題だったのです。

中途半端な姿勢で長時間集中したままデスクワークを5ヶ月も続けていると、人間はどうなるでしょうか。我が身をもって試した結果、体のバランスが崩れて右肩が上がらなくなりました!(絶賛リハビリ中)

飛行機で年がら年中移動しながら運動や食事、睡眠習慣を改善・維持する独自のスタイルを編み出して健康になってたはずなのに!せっかく積み上げた努力が水のアワです。

あと、ずっと室内にいると景色が変わらないので単純に飽きるんですよね。
このままではいけませんね。Minimal Travelerなんて名前なのに旅にも行けないし。

ならいっそリモートワークのプロを目指すか・・・

今のこの状況がいつまで続くのか、このワークスタイルが定着するのかは誰にもわかりません。
唯一わかることは、今のスタイルはまったく楽しくないこと。
そしてそれゆえに持続的じゃないと言うことです。

私は旅しながら仕事するライフスタイルがより充実したものになるように、日々探究・改善を重ねてきました。
しばらく旅に行かなくなったとしても、そうした改善努力を放棄する理由にはなりません。
むしろこう言う時にフットワークを軽くするため、生活をシンプルにしていたフシさえあります。

と言うことで、自分が最高だと思うスタイルを再構築し、いかなる環境でも身軽に楽しく仕事できるリモートワークのプロを目指します。

まずなにが必要なのかを考えた結果

リモートワークのメリットの一つは、はたらく場所をオフィスに限定されないことです。

これまではカフェや空港のラウンジなどパブリックな空間やホテルの部屋がリモートワーク環境の定番でしたが、今は感染の拡大を防ぐために自宅での仕事が推奨されています。

しかし、第三者と密に接触しない環境であれば、必ずしも自宅である必要がない点がポイントです。

リモートワークの達人を目指すにあたり、まずはリモートワークに適した場を用意してみたいと思います。

北海道で森を開拓してフィールドを作ります

もはやミニマルもトラベルも関係ありませんが、リモートワーク環境の構築だと言って、原野の開拓から始める輩もあまりいないと思いますので、DIY方面で興味のある方も参考にしていただけるものと思います。
最初は柱や壁はおろか、道すらありませんので、ある意味究極のミニマルですね!

私は札幌市内のマンション暮らしです。都会のもやしっ子は開拓に必要な道具はおろか作業着ひとつも持ってないわけですが、その辺どうカバーしていくのかも含めて、お伝えします。

実はもう通算三日ほど開拓を進めており、追って詳細をアップしていきます。
完成は秋頃を予定しており、過去の旅記事の合間に更新する予定です。

「リモートワークを言い訳にして好きなことやってるだけだよね。」
と言う至極まっとうな意見も予想されますが、最終的にはリモートワークもします。
開拓から始める「エクストリームリモートワーク」だと思ってください。