奇しくも同じ週に訪問することとなった群馬県吾妻郡八ッ場ダムと築地場外市場。

どちらも政治的なかけひきに翻弄されて散々ゴタついた末に、最後は反対を押し切る形で計画が進んでいくという、悲劇的なストーリーが真っ先に浮かんできます。

実状はどうあれ、ニュースで得られる情報ではそれが真実のように語られているので、そう思い込んでいるフシもあるのかもしれません。

実際に足を運んでみると、工事の進んだ八ッ場ダム周辺の物寂しい雰囲気とは対象的に、築地は外国人観光客で溢れており、市場で働く方々の仕事場としての市場は以前となんら変わらないように映ります。

八ッ場ダム

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築地場外市場

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群馬県の山の中のダムと、東京のど真ん中の市場を単純に比べることが適当とは思えませんが、少なくともこの2つのお話の結末に関しては、皆がハッピーエンドとはいえないものになるのではないでしょうか。

築地の移転は2018年11月頃で合意しつつあるそうです。
一年後の築地はどうなっているのか。もう一度行って自分の目で確かめてみようと思います。

関連リンク:築地移転問題